年金の情報館

◆高収入なのになぜ年金は少ないの?(2006.12.18)

「夫は高収入なので年金もたくさん貰えますよね。」
生命保険見直し相談で見えられたお客様に年金のお話をしていた時に、お客様が言われた言葉です。このお客様は、給料を沢山稼いでいると年金も沢山貰えると思っていたようです。
統計によると、55〜59歳の会社員の平均年収は約570万円で、厚生年金の平均受給額は年201万円です。
例えば、平均年収が倍の1000万円あれば、年金も約400万円貰える計算になります。
実際には60歳から貰える厚生年金は148万円で、63歳からの増額分を合わせても223万円です。

年金の受給額
【1946年4月2日生まれの男性、38年加入の場合】
退職時の年収 60歳からの年金 63歳からの年金
1100万円 148万円 223万円
600万円 94万円 169万円


なぜこうなるのでしょう。
厚生年金に加入している会社員は自動的に国民年金も加入しています。
国民年金は加入期間だけで決まり、40年を上限として期間が長いほど金額も多く貰えます。年収とは関係ありません。
厚生年金は加入期間と現役時代の給料の金額の2つで決まります。給料が多いほど沢山もらえます。但し、保険料を計算する基準となる給料に上限があり、月給で60万5000円以上は、100万円であろうと、200万円であろうと計算上62万円とみなされます。
つまり、月収62万円の人も月収100万円の人も支払っている厚生年金保険料は同じということになります。賞与については、150万円を超える部分については保険料はかかりません。
これが、高収入であっても年金額が増えない理由です。
退職後の暮らしは現役時代の生活に影響を受けます。高収入の方は退職後もそれなりに豊かな生活を送ろうとします。そのためには公的年金だけでは十分ではありません。
早い段階から私的年金の準備をお勧めします。

生命保険見直し、ライフプラン作成‖FPオフィス・Ban